1.政府管掌健康保険「資格確認書」について
健康保険法の改正により、令和6年12月2日から、健康保険証の発行を終了し、マイナ保険証(健康保険証利用登録がされたマイナンバーカード)を基本とする仕組みに移行する。
協会けんぽ(全国健康保険協会)では、マイナ保険証を持っていない加入者には、申請によらず資格確認書を交付することとしているが、早急に資格確認書が必要な場合等には交付の申請が必要となる。
その場合の交付の流れについては、次のように紹介されている。
勤務先を通じて、「健康保険資格確認書交付申請書」を「協会けんぽ」へ提出。交付した資格確認書は、加入者の勤務先に送られる。
詳しくは、下記よりご確認ください。
<全国健康保険協会:健康保険資格確認書交付申請書>
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g2/cat290/r59/
<全国健康保険協会:資格確認書の交付が必要なとき>
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3220/r146/
2.日本労働組合総連合会、2025春季生活闘争方針を確定
日本労働組合総連合会(連合)は、令和6年11月28日に開催した第94回中央委員会において、「2025春季生活闘争方針」を確定した。
春闘は、例年1月にスタートし、3月中旬に主要企業の集中回答日を迎える。
なお、確定した内容の概要は次のとおり。
<概要>
- 連合は、2025春季生活闘争において、すべての働く人の持続的な生活向上をはかり、新たなステージをわが国に定着させることをめざす。
- 「賃金も物価も上がらない」というノルム、これまでの社会的規範を変えることで個人消費の拡大、賃金と物価の好循環につなげる。
- 経済社会の新たなステージを定着させるべく、全力で賃上げに取り組み、社会全体への波及をめざす。すべての働く人の生活を持続的に向上させるマクロの観点と各産業の「底上げ」「底支え」「格差是正」の取り組み強化を促す観点から、全体の賃上げの目安は、賃上げ分3%以上、定昇相当分(賃金カーブ維持相当分)を含め 5%以上とし、その実現をめざす。
- 中小労組などは格差是正分を積極的に要求する。
- 賃金実態が把握できないなどの事情がある中小労組は、上記目標値に格差是正分1%以上を加えた18,000円以上・6%以上を目安とする。
- 持続的な賃上げと格差是正に向けて、適切な価格転嫁・適正取引の取り組みを強化する。
詳しくは、下記よりご確認ください。
<日本労働組合総連合会:プレスリリース(2025 春季生活闘争方針について~みんなでつくろう!賃上げがあたりまえの社会~)>
<日本労働組合総連合会:2025年春闘>
https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/roudou/shuntou/index2025.html
3.「2024春季生活闘争 年末一時金(第2回)回答集計」結果公表(日本労働組合総連合会)
日本労働組合総連合会(連合)より、「2024春季生活闘争 年末一時金(第2回)回答集計」の結果が公表された。
<概要>
年末一時金は、組合員一人あたり加重平均で、月数は2.50月(同2.40月)となり、昨年同時期実績と比較して上回った。
なお、額は751,578円(昨年同時期759,209円)となり、昨年同時期実績と比較してほぼ横ばい。
今後、12月6日(金)には「年末一時金 第 3 回(最終)/有期・短時間・契約等労働者年末一時金 回答集計結果」の公表が予定されているとのこと。
詳しくは、下記よりご確認ください。
<日本労働組合総連合会:「年末一時金(第2回)回答集計」を掲載しました。(2024年春闘)>
https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/roudou/shuntou/2024/yokyu_kaito/#ichijikin02