1.「新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)」公表
2024年10月25日、厚生労働省は「新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)」を公表した。
これによると、令和3年3月に卒業した新規学卒就職者の就職後3年以内の離職率は、新規高卒就職者が38.4%(前年度比1.4ポイント上昇)、新規大学卒就職者が34.9%(同2.6ポイント上昇)となっている。
<新規学卒就職者の就職後3年以内離職率 ( )内は前年差増減>
- 中 学:50.5% (▲2.4P)
- 高 校:38.4% (+1.4P)
- 短大等:44.6% (+2.0P)
- 大 学:34.9% (+2.6P)
詳しくは、下記にてご確認いただけます。
<厚生労働省:新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)を公表します>
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00007.html
2.「2025春季生活闘争 基本構想」公表
日本労働組合総連合会(以下「連合」という)から、「2025春季生活闘争 基本構想」が公表された(令和6年10月18日公表)。概要は次のとおり。
<概要>
- 連合は、2025春季生活闘争において、すべての働く人の持続的な生活向上をはかり、新たなステージをわが国に定着させることをめざす。
- 「賃金も物価も上がらない」というノルム、これまでの社会的規範を変えることで個人消費の拡大、賃金と物価の好循環につなげる。
- 経済社会の新たなステージを定着させるべく、全力で賃上げに取り組み、社会全体への波及をめざす。すべての働く人の生活を持続的に向上させるマクロの観点と各産業の「底上げ」「底支え」「格差是正」の取り組み強化を促す観点から、全体の賃上げの目安は、賃上げ分3%以上、定昇相当分(賃金カーブ維持相当分)を含め5%以上とし、その実現をめざす。
- 中小労組などは格差是正分を積極的に要求する。
- 賃金実態が把握できないなどの事情がある中小労組は、上記目標値に格差是正分1%以上を加えた6%以上・18,000円以上を目安とする。
- 持続的な賃上げと格差是正に向けて、適切な価格転嫁、・適正取引の取り組みを強化する。
詳しくは、下記にてご確認いただけます。
<日本労働組合総連合会:「2025春季生活闘争 基本構想」などを掲載しました(2025年春闘)>
https://www.jtuc-rengo.or.jp/activity/roudou/shuntou/index2025.html#matome