■厚生労働省「令和2年 雇用動向調査結果の概要」を公表

 

 2021(令和3)年8月31日、厚生労働省が「令和2年 雇用動向調査結果の概要」を公表しました。

 

 9年ぶりの離職超過とのことです!!

 

 ここから簡単にあげると・・・

 

1.入職と離職の推移

  • 入職者数:7,103.4千人(入職率13.9%)
  • 離職者数:7,272.1千人(離職率14.2%)
  • 入職超過:離職超過(離職が入職を168.7千人上回っている)(入職超過率は-0.3%)

 

 

2.産業別の入職と離職

 <入職者数>(上位3つ)

  1. 宿泊業・飲食サービス業:1,227.2千人
  2. 卸売業・小売業:1,142.1千人
  3. 医療・福祉:1,117.5千人

 

 <離職者数>(上位3つ)

  1. 宿泊業・飲食サービス業:1,258.5千人
  2. 卸売業・小売業:1,243.6千人
  3. 医療・福祉:1,074.0千人

 

 

3.性、年齢階級別の入職と離職

・男女ともに入職率は24歳以下が他の年齢階級に比べて高くなっている。

・入職率と離職率の大小関係をみると男女ともに

①24歳以下は入職率の方が高い

②25~29歳から50~54歳までの各年齢階級でおおむね同率

③55歳以上で離職率の方が高い

 

 

4.転職入職者の状況

 <転職入職者が前職を辞めた理由:男性>(上位3つ)

  1. その他の理由(出向等を含む):31.3%
  2. 定年・契約期間の満了:16.0%
  3. 給料等収入が少なかった:9.4%

 

 <転職入職者が前職を辞めた理由:女性>(上位3つ)

  1. その他の理由(出向等を含む):26.9%
  2. 職場の人間関係が好ましくなかった:13.3%
  3. 定年・契約期間の満了:12.7%

 

 

5.離職理由別離職の状況

<離職理由別>

  1. 個人的理由(「結婚」「出産・育児」「介護・看護」及び「その他の個人的理由」の合計)による:10.1%(前年比1.4ポイント低下)
  2. 事業所側の理由(「経営上の都合」「出向」及び「出向元への復帰」の合計):1.1%(前年比横ばい) 

 

<性別>

  1. 個人的理由:男性8.5%、女性11.9%
  2. 事業所側の理由:男性1.1%、女性1.0%

 

と。

 

 

 詳しくは、下記にてご確認ください。

 

<厚生労働省:令和2年雇用動向調査結果の概要>

 https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/21-2/index.html