ニュース · 2021/06/21

■「経済財政運営と改革の基本方針２０２１」と「成長戦略実行計画」が閣議決定

　令和３年６月１８日、首相官邸にて、「令和３年　第９回経済財政諮問会議・第１２回成長戦略会議合同会議」が開催され、「経済財政運営と改革の基本方針２０２１」と「成長戦略実行計画」について議論が行われ、その後の臨時閣議で、いずれも閣議決定されたとのこと。

＜骨太方針（経済財政運営と改革の基本方針２０２１）について＞

●骨太方針では、まずは新型コロナ対策に最優先で取り組みながら、特にグリーン、デジタル、活力ある地方づくり、少子化対策、この4つの課題に重点的な投資を行い、長年の課題に答えを出し、力強い成長を目指す。このため、副題は、「日本の未来を拓（ひら）く4つの原動力」。

●感染症によって言わば有事の状況となった場合の、病床の確保、早期の治療薬やワクチンの実用化などについて、法的措置を速やかに検討する。

●賃上げによって、経済を底上げし、新型コロナの中で拡大した格差を是正するため、最低賃金について、より早期に全国平均１，０００円とすることを目指し、引き上げに取り組む。

●こども庁の創設に向けて、来月上旬には検討チームを立ち上げる。

●成長志向の政策を進めながら、経済あっての財政の考え方で、財政健全化の目標を堅持し、これまでの歳出改革努力を続ける。

＜成長戦略実行計画について＞

●成長戦略実行計画では、正に成長戦略の具体策として、グリーン１４分野に係る投資や研究開発、フリーランスの働く環境整備、経済安全保障のためのデジタル政策、ＳＰＡＣ（特別買収目的会社）制度の導入などスタートアップ支援などを盛り込んだ。

　詳しくは、下記にてご確認ください。

＜経済財政諮問会議・成長戦略会議合同会議（令和3年6月18日）＞

＜経済財政運営と改革の基本方針2021について＞

＜成長戦略実行計画について＞

＜経団連：「骨太方針2021」に関する十倉会長コメント＞

＜連合：政府の「経済財政運営と改革の基本方針2021」に対する談話（事務局長談話）＞